【タイ料理・ネームシークロンムー】豚バラ軟骨(パイカ・ソーキ)の発酵ソーセージをつくってみた

タイ料理の発酵ソーセージ「ネーム」や「サイクロークイサーン」が、以前手作りしてみてすごく美味しかったので、すっかり我が家の定番食材に仲間入りしています。
きっとほかの発酵ソーセージも美味しかろう・・・ということで、
まだ作ったことのないネームを作ってみることに。

ネームシークロンムーとは

ネーム→ネーム(発酵ソーセージ)
シークロン→あばら肉
ムー→豚

で、豚バラ軟骨のネームのことです。

※タイ式発酵ソーセージは、日本でイメージするソーセージとはだいぶ違います。

うまくできると、完成時にはすっぱい匂いがします。
発酵具合によって、軽い酸味〜しっかりすっぱい等、さまざま。
そしてうまみ。暑い日に飲むビールと最高に合います。

ネームを最初に作った時は、肉を常温で放置するのが恐ろしかったです。
ほんとに食べていいものなのか・・・?という。。。
実際、別のネームを作ったときに、うまく発酵せず腐敗したこともあります。。。

ネームシークロンムーのレシピ

ネームシークロンムーの作り方は、下記の通り。
ネットの情報を参考にして、最終的にちょっと調整したレシピになります。

<材料>

豚バラ軟骨(冷凍)・・・500g
炊いたお米・・・50g(生米で25gくらいです)
にんにく・・・55g(にんにく一塊ぐらい)
塩・・・15g
コショウ・・・適量
唐辛子・・・40g(唐辛子10個ほど)

腐敗を防ぐために、調理器具を全て煮沸してからつくるレシピもありましたが、わたしは煮沸せずやりました!が無事成功しました。
不安な方は使用する調理器具の消毒をしっかりしてお試しください。

<作り方>

にんにく、塩、とうがらしを刻む。炊いたお米を用意する。

①で用意したものを合わせてクロックでゴツゴツする。コショウも入れる。
クロックがない場合はミキサーとかでできますが、、(やったことあり)
味はクロックでやったほうが断然美味しいです。
ちょっと手間ですが、ゴリゴリすり潰すことで香りや味がよく出ます。

クロックについて
大きさ、重さ、強度、価格、使いやすさなどを考えると、良さそうなものがなくてなかなか悩みました。
色々と探し回った結果、いちばん手頃なIKEAのものを購入しました。
タイのクロックとして販売されている商品ではないのですが、手に入れやすさ・価格・実用性から、現時点では一番よいと思います。
https://www.ikea.com/jp/ja/p/aedelsten-pestle-and-mortar-marble-black-20201620/

お肉に②で作ったペーストをまんべんなく塗って、ラップでぴっちり包む。ジップロックに入れる。
※冷凍で売ってたお肉でない場合は、血抜きをしたほうがいいかもしれないです。
血抜きのやり方は、ボウルにお肉を入れて、そこに細く水を出し続けて、水から血がでなくなったらOK。

常温で3~5日ほど放置!
※室温によって発酵のスピードが変わります。
発酵具合はお好みで。すっぱいにおいがほどよくしていたら完成です!

仕込んだネームシークロンムーのようす

実食

1日1回、香りをチッェック。しっかりめに酸っぱい香りがしてきたところで、完成としました!
うまく発酵してくれました〜

ネームシークロンムーは初めて食べるので、今回はシンプルに味わいたい!ということで
グリルで焼いてみました。

焼いてると、だんだんいいにおいが・・・!
食べてみると、ちょう美味しい。ほかのネームともまた全然違います。
香辛料の食欲をそそる香りと、旨味+酸味。。。!
骨つき肉にかぶりつく、という食べ方も、美味しさを増している気がします。

タイ料理好きな方は、ぜひお試しください。